調べ物メモ

・RoHS指令
　電気・電子機器に含まれる特定有害物質の使用制限に関する欧州議会及び理事会指令
・REACH
　化学物質の登録、評価、認可及び制限に関する規則

上二つのEUの環境政策法は、ある意味非関税障壁ではないかと穿った見方が良くされていると思う。
実際EUに輸出をする企業は環境に配慮した製品作りが要求されている。

・MSDS（Material Safety Data Sheet：化学物質安全性データシート）
化学物質や化学物質が含まれる原材料などを安全に取り扱うために必要な情報や
万が一の応急処置の方法等を記載したもの。
JIS Z 7250でISOと対応させた規格を標準化させている。

・当面必要そうなJIS関連情報

JIS K6899-1
プラスチック−記号及び略語−第1部：基本重合体（ポリマー）及びその特性

JIS K6899-2
プラスチック−記号及び略語−第２部：充てん材及び強化材

JIS K6899-3
プラスチック−記号及び略語−第3部：可塑剤

JIS K6899-4
プラスチック−記号及び略語−第４部：難燃剤

JIS K6900
プラスチック―用語

JIS K6999
プラスチック−プラスチック製品の識別及び表示

●いわゆるMベントのガスベント効果の考察
・流路（スプルー及びランナー終端部）を絞った形状にする事によりベンチュリ効果を得る。
・エア、ガス排出時の流速の上昇により、大気圧よりキャビティ内の圧力が低下する。
（ベルヌーイの定理：（同一流線上に成り立つエネルギー保存則を踏まえ）流速が上がると圧力が下がる）
結果機械的な吸引機を用いずキャビティ内に負圧を生成する事が可能。

○ベント部から樹脂が流れ出ない理由
・溶融した樹脂（液体）とキャビティ内のエア、ガス（気体）との密度の差の利用。
・樹脂は流れる外周より固化する。

※有効なガスベント効果を得るには、適切なベント及びゲート配置とエアー開放部の最適化が不可欠